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ランゲルハンス島便りVol.4

[2016.11.17]

今回は、糖尿病における生活習慣を新幹線に例えて、話を進めて行こうと思います。

 

新幹線には、在来線にないルールがあります。

その一つは、午前0時から6時まで、旅客営業運転をしない事です。

新幹線各駅の始発列車は、午前6時発が多いです。

始発とは逆に、最終23時59分まで走っている新幹線は何か?どこか??

私のような鉄道に興味のある者なら、知りたくなるものです。

今、手許にある、2010年11月号の時刻表を調べてみると、23時59分まで運行している新幹線がありました。

山陽新幹線  岡山 23:20発 ⇒ 三原着 23:59着 こだま号です。

この列車は『こだま777号』です。

777という綺麗なネーミングから、『伝説のこだま777号』と言われ、実際に乗車したり、写真を撮りに行く人も多かったとの事です。

この、こだま777号は、23時59分に仕事を終えた後、三原駅で十分に休息をとります。

そして、翌朝、三原発6時22分の東京行き『ひかり462号』になり、東京までのおよそ820㎞を4時間50分かけて、運行されていました。

 

糖尿病は生活習慣病です。

治療の基本は生活習慣の見直しと是正です。

食事療法や運動療法に目がいきがちですが、睡眠や休息もまた、重要な生活習慣の一つです。

新幹線のように、基本午前0時から6時までは十分に睡眠・休息をとり、その間に間食しないという事が、空腹時血糖の改善につながると考えられます。

(参考文献 JTB時刻表2010,11)

 

 

 

 

 

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